【問い合わせ内容】
前回Conveyor Belt コンベアーベルト 24Vの動作不良についてご相談させていただき、Youtube動画を参考に修正して正常に動作するようになりました。
元々購入していた１台と合わせて、計２台コンベアーベルトを購入しましたが、２台のコンベアーベルト（モータ）の動作速度がかなり違うようです。上記の動作不良を修正したコンベアーベルトの方が速いです。
何かで速度を調整できるようになっているのでしょうか。
【アドバイス対応】
＞＞何かで速度を調整できるようになっているのでしょうか。―――＞モデル単体では、速度を調整する機構は持ち合わせていません。
＞＞２台のコンベアーベルト（モータ）の動作速度がかなり違うようです。―――＞高精度に作られたモーターではないので、個体差があり、生産時期、提供時期によって、多少の速度違いはあります。
まずは、以下のように、コンベアーから切り離し、モーター単体での動作を確認いただけますようお願いいたします。
①モデルからコンベアー駆動用モーターユニットを取り外す。
写真の様にコンベアーの下にあるモーターユニットを、
コンベアー下の隙間から指をいれ
指でモーターユニットを矢印方向にスライドさせてください
②モーターユニットをーが外れます。
まずは、この状態で、モーターへ駆動指示を出し、それぞれの個体の動作を観察してください。
ここで、モーターユニット単体で異常がない場合
コンベアー側の駆動の機構に負荷があると思われますので、改めてブロックの調整をしてください。
③モーターユニット単体で動作がおかしいときは、
モーターと減速機の組付けが浅い場合があります。
写真のように、指でモーターに減速機が奥までかみ合うようにスライドしてください。
そのうえで、動作確認をしてください。
④それでも、了解しない場合。
次に、減速機を取り外します。
指で、モーターと減速機を保持し、減速機側を矢印の方向にスライドしてください。
➄すると、モーターと減速機が外れます。
モーター単体にした状態で、それぞれの個体を確認してください。
こ状態で、モーター単体で起動させて異常がない場合は、減速機の問題となります。
⑥減速機に問題がある場合、次の原因が考えられます。
モーターの出力軸の歯と、減速機側の歯のかみ合わせに問題がある。
減速機側の歯車の方が摩耗するようになっているため、適正かみ合わせでも長年の運用で摩耗劣化します。
短期間で劣化が進行する場合は、モーターと減速機の組付けが適正ではない状態（④項）で使用を続けたか、機械的にロックしているのも関わらず、駆動を続けると、急激に摩耗します。
歯車の摩耗がある場合、減速機の交換が必要です。
⑦モーター個体で回転速度に違いがある場合、
モデル側でモーターの速度を可変させる機構は付属していません。
モーターには個体差があり、回転速度にばらつきが生じる場合がありますが、製品特性上、極端なもの以外は、許容していただきます。
もし、気になる場合は、プレス用のモーターと入れ替えたりして様子を見ていただく事をお勧めいたします。 なお、分解する際は、元に戻せるように、事前に写真などの記録を取っておくことをお勧めいたします。
お手数をおかけして、恐縮ですが
該当モデルは教育用モデルで、上記の事も、学びとして体験していただく事を目当てとした商品となっております。